起業に至ったきっかけはどんなものですか?
インタセクトは、もともと私が勤めていた会社から独立する形で2000年に創業しました。ただ、そもそも起業を志していた訳ではないんです。
当時私が勤めていたのは人材派遣の会社でしたが「派遣だけでは将来に希望を抱けない」という考えで、私が担当者で社内事業として新しい事業にチャレンジしていました。ただ、頑張れば頑張るほど、その社内事業のリスクが少しずつ大きくなってきました。
そんなある日、上司から呼び出され「会社からも、私個人としても出資をするから独立してやってみたらどうか?」という提案を受け、私は「はい」と答えました。
いろんな方から「独立する時、迷いはありませんでしたか?」とよく質問を受けますが、当時の私は全く迷いがありませんでした。失敗を恐れていたら、何も始めることができません。
新しいことをやるのに必要なことは事前の緻密な分析ではないと私は思います。
私は一瞬で決断して、実行してから同時並行で分析していきます。
なぜなら初めに分析してしまうとマイナス要素ばかり出てきて余計に不安になり、その結果前へ踏み出せなくなってしまいます。
しかし、何も知らないで実行するのは無謀でしかありません。
判断の早さ(直感)はどこからくるかというと、今までに蓄積した知識や経験をもとに判断する。
それがなければ一瞬で判断はできません。
理念について教えて下さい
弊社の経営理念は「お客様により付加価値を提供する」という理念を掲げています。
お客様が「えー!そういうことまでやってくれるの!?」と思ってもらう。
そんな感じで考えてもらえるとイメージしやすいのではないでしょうか。
お客様が言ったことしかできないとなると、最終的には値引き競争になり他社に淘汰されてしまいます。
お客様の売上をあげるために、プラスアルファで追加したサービスを提案することで、インタセクトが一業者ではなくパートナーになることができます。
お客様により付加価値を提供することを全社員で実践するようにしています
社員さんはどのような気質を持った方が多いですか?
年齢、学歴は関係なく、元気な社員が多いですね。
また、チャレンジングだが謙虚、人をだまさない、そういう気質をもった社員が弊社には多いと思います。
採用面接でもその人に特別な能力があるかとかより、人として基本的なことがしっかりしているか、そんな点を見るようにしています。
インタセクトはどんな組織ですか?
まずインタセクトでは、一人ひとりでは目標を決めません。
なぜなら、一匹狼ではなくチームで仕事をすることが大切だと考えているからです。
チームでお互いに助けあうことが大切と考えています。
紐は一本、一本は弱いものですが、それが束になれば強いロープになります。
チームもそれと同じです。みんなが力を合わせて働くことでより強くなることができます。
そのために他人のアラ捜しをするのではなく、お互いがお互いをサポートしたくなる組織が大切です。
弊社の社員はみんながその様な考えを持っています。
求める人物像を教えて下さい
指示待ちの方では難しいかもしれません。
入社2、3年でもどんどんチャレンジしていけば若い人でも大きいチャンスが回ってくる会社です。
私も新しいアイデアは社員からいただくことが多いです。最初から自分がやりたいといったものは少ないかもしれません。
自らが手を上げれば基本チャレンジできます。そして、アイデアを持ってきた人が担当者になります。
しかし、そのアイデアも儲かるという理由だけでスタートするとたいてい失敗します。
人のために役立つ、自分のために役立つという強い思いをもってやることが大切。
人のためにならないものは自分のためになりません。
その様な考えに共感できる人はぜひ弊社に応募して欲しいと思います。
学生へのメッセージをお願い致します
まずは学業だけなく全てにおいてよく勉強すること。経済、社会情勢、ビジネス、企業あらゆることです。
社会に出ると学校で学んだことだけではない、いろんなことがあります。
それらに対応できるよういろんなことにアンテナを立てて、興味を持って勉強することです。
もう一つは自ら積極的に前へ進んでいくことです。後ろを見る必要はないと思います。
ずっと前を向いて走っていくという、積極的な姿勢を見せれば、仮に失敗しても周りはサポートしてくれます。
誰かが必ず見てくれています。
自分自身が嫌なことでも前向きに積極的にやっていく人はどんどん出世していきます。
他の人がやりたくないことを進んでやれば、他の人も丁寧に教えてくれます。
仕事をする上では自分だけでなく周りの人との連携が大事になっていきますので、日頃の行いが大切です。
普段から人を助けることができていれば、それは必ず自分に返ってきます。
いつもそのような意志を持っていただきたいと思います。